晴れ間

オリンパスOMD EM1 mark2 ますます切れ味が良くなって満足。
このカメラかなりの曲者、設定をしっかり調整しないとミラーレス特有のピントの甘さとノイズが顕著に現れる。

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ピクチャーモードの各設定、シャープネスやコントラストのパラメータを設定しては撮影、また設定を変えて撮影。それの繰り返しで気に入った画像が得られるまで調整の繰り返しです。
鳥を撮るためのAFの設定、以外にピントを捉えるときにS-AF、C-AF及びC-AF+TRをうまく使い分ける必要があります。止まりものに対してC-AF及びC-AF+TRの設定で撮影するとAFの迷いが顕著に出ますよ。

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もしC-AFを使う場合には半押しを頻繁に使うようにしてピントが合うと緑の枠がファインダーに現れるのを確認すると良いですね。合っていると思っても小さな被写体の場合明暗によってAFが迷います。そのまま連写するとピンボケ写真の大量生産となります。被写体が平行移動する場合はS-AFのほうがピントの合った作品がシャッター回数分撮れる場合があります。これは、カメラと被写体との距離がある場合(遠い)被写界深度が深くなりますのでお薦めです。

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オリンパスのこの機種はSSの最低制限が備わっています。まずその設定を行ってください。この機能を使うと何が便利か?
ISOオート機能を効率よく使うことが出来ます。
・私の場合SSの最低制限速度を800に設定してあります。ISOオートの上限を3200に設定。絞りは任意、開放にしたり被写体との距離で絞ったり、フロントダイアルで常に調整します。
・設定した最低シャッタースピードを下回るような光源の基では任意にISOが自動的に上がってくれます。常にSS1/800をキープしてくれます。もし最高ISO3200でも暗いとカメラが認識すればISO3200で撮影できるSSまで下がってくれます。(下がってSS1/60になることがありますがこれはそういう条件だと認識することが出来ますね)、絞ってあれば開放に持っていくことによって限りなくSS1/800に近くなるはずです。
・操作ボタンのカスタマイズ、ファインダーから目を離さずファインダーの中で読み取れる情報に応じて右手親指、人差し指、中指で調整できるよう訓練することが求められます。Fn(ファンクション)ボタンを任意に設定してその3本指で操作できるようにするといいですね。

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RAWで撮影すれば後でどのようにでもなるとお考えではありませんか? これにはちょっとした落とし穴があるんです。RAW現像を熟知していないと原色をこえて印象とは違った作品になってしまうことがあるんです。カメラの各設定をしっかり調整して、RAW+JPEGで撮影。JPEG画像を参考にRAW現像することをお薦めします。

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私はRAW撮影はしません。JPEG画像で撮影しております。その代わりAdobe photoshopccを使ってJPEG画像をRAW現像と同じ方法で作品つくりをしています。photo shop ccにはファイルに「Cmera Raw フィルター」といった機能が備わっています。この機能は各メーカーのRAW現像ソフトと同じ効果を持たせており、さらに進化しつつどのメーカーのRAW拡張子も現像することが出来ます。各メーカーのRAW現像ソフトは、一旦JPEGに変換した画像は各パラメータを操作することは出来ません。それがphotoshopでは出来るのです。モニターを2画面にして左にJpeg画像、右半面にPhotoshop画像を表示して操作するようにしています。RAW画像のように重いデータを残す必要もありません。それはカメラのカード、PCのHDDも同じことで限りなく軽くすることが出来ます。

この頃このカメラを触るのが楽しくなってきましたよ。私の教訓:一日のうちで何度も設定を変えるな! 迷路に入ってしまいますよ。



遜 龍明




by fotografkei | 2017-10-26 20:26

龍明の部屋


by 遜 龍明