トリミングについて


「トリミング」について質問がありましたので私の理念を書いてみます。
あくまでも理念(純粋に理性によって立てられる超経験的な 最高の理想的概念)でありますからそのおつもりで、

35mmフィルム時代はトリミングをすると確実に画質は劣化しました。
だからトリミングしないほうがベターという認識が一般に広まり、「トリミングは邪道」といわれた時代があります。
6x6、6x4.5、6x7、4x5、8x10のようにフィルムサイズを大きくして綺麗な作品をつくるにはとてつもないお金がかかったのです。
フィルムからのプリントは、プリントサイズが大きくなれば、それに比例して画像が荒れたので、
トリミングをしない撮影の方が、プリントのクオリィティーは上がりました。
フィルム撮影の感覚が抜けず、自分のプリントに対する、デジタル知識と、
必要なクオリィティーの基準が曖昧な人は、無意味にトリミングを嫌うかもしれませんね。

4:3のアスペクト比にトリミング
a0330864_15253686.jpg

私の場合、カメラに備わっているアスペクト比(縦横比)がプリントサイズにあう7:6(4:3)、1:1であればそれに設定して撮影します。
しかし、35mmフルサイズはもともと映画フィルムのサイズですからアスペクト比は3:2で被写体を切り取ります。
そのままでしたら求められるプリントサイズにすればおのずとトリミングされてしまう場合があります。
「トリミングはダメだ!」 といってもどうしようもないことがあります。

a0330864_15254283.jpg


私が師事したプロカメラマンは、
あとでトリミングをしなければならないのは撮影時のフレーミングが甘いからだ。
「写真が上手い、下手はそこで決まる」ということになります。

また、Capaの名言を引用するのですが、
君がいい写真を取れないのは、 あと半歩の踏み込みが足りないからだよ。

そこで私に言えることは撮影後に構図を決めるのではなく、限りなくノートリを目指し、被写体に寄って撮影すること。
またプリントした状態を頭に描き構図を決めることが最も写真がうまくなる秘訣だと思っている。

ここで少しふれておきたいのは、鳥を含めて動物写真のように被写体に近寄れない条件であれば、
1枚の写真の中に米粒を写し込んでプリントすることはないだろう。
画質限界までトリミングすることが余儀なくされる。ノートリは写真技術をあげるための修練だと思うべきである。

Commented at 2015-05-25 08:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-05-26 10:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2017-04-15 21:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by fotografkei | 2015-05-24 16:12 | OLd Lens | Comments(3)

野鳥撮影を主に発信しています。


by 遜 龍明